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事故でイメージがた落ち 中共の戦略は

2011年07月30日

 

 【新唐人2011年7月31日付ニュース】今年初めに引き続き、中国共産党政府はイメージアップのため、アメリカの一等地で来週からCMを繰り返し流す予定。中国国営の新華社はすでに、ニューヨーク・タイムズスクエアの一角で巨大スクリーンを借りました。国際社会でのイメージアップが狙いですが、今回の鉄道事故で下がったイメージは、お金では補えないと専門家は指摘します。

 
イギリス「BBC」の報道によると、新華社はタイムズスクエアにある高さ18メートル、横12メートルの巨大スクリーンを借りる予定。毎日、約50万人が行きかいます。かつて世界最大級の金融グループ、HSBC(エイチエスビーシー)が借りていました。新華社の狙いは、中国のイメージアップだといわれています。
 
北京大学の元講師、王天成さんは、共産党のこのようなCMはイメージアップにつながらないと指摘。逆に、実情がこのような宣伝と正反対だとすると、広く嫌悪感を招くだろうと述べます。
 
北京大学の元講師 王天成さん:「こんな面子事業をするのなら自分の顔をきれいにすべき、つまり人権を改善し、政治改革を行うべきです。あの高速鉄道追突事故で中国のイメージはがたおちです。あれだけ多くの人が注目する中、いい加減に処理し、事故調査もしないうちに証拠を破壊しました」
 
ニューヨークタイムズ・北京分局の元助手、趙岩さんは、中国政府は発言力を増そうとしていると分析。例えば、去年失敗に終わったもののアメリカの週刊誌「ニューズウィーク」を買収しようとしました。今回はニューヨークの一等地でイメージCMを流す予定。さらに最近、共産党と関係の密接なフェニックステレビもナスダックに上場。この動きに、アメリカ政府は警戒すべきだと忠告します。
 
NYタイムズ北京分局の元助手 趙岩さん:「国際外交は平等です。どの米メディアが中国に上場できますか?CNNやNYタイムズは上海に上場できますか?胡錦涛は許さないでしょう。なぜフェニックステレビは米国で上場できたのでしょう。今NYタイムズが北京に行って、巨大なスクリーンを借りようとしても誰も貸してくれないでしょう」
 
趙さんはアメリカ政府に対し、中国メディアがタイムズスクエアに入るのを許すのなら、アメリカメディアも中国で同様の権利を得られるよう、中国側に要求すべきだと訴えます。また、今回新華社が今年初めのCMと同じように、スポーツ選手と芸能人でイメージアップを図るのなら、税金の無駄遣いだと切り捨てます。
 
NYタイムズ北京分局の元助手 趙岩さん:「国のイメージとソフト力はCMで得るものではありません。国のソフト力はいくつかの面から行います。教育 イデオロギー、外交など一連の問題から表します」
 
さらに趙さんは、CMに登場する芸能人について、本物の中国人の精神を代表することはできないとも批判しました。
 
BBCの報道によると、新華社は1971年からアメリカに分局を設立。さらに新華社の北米分局もニューヨークのクイーンズからタイムズスクエアに引っ越しました。新華社が借りた巨大スクリーンの費用について、貸し出し業者は明らかにしないものの、タイムズスクエアの一等地の広告費用は毎月、日本円で3000万円を軽く超えるそうです。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/07/29/atext566351.html.-【禁闻】动车惨剧对比中共时代广场广告.html
 

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